C言語を実行するまでの環境構築について説明します
Cプログラムが動くまで
C言語 ~1日目~のCプログラムの作成から実行まで
の章で説明したように、C言語のプログラムを作成し実行させるためには以下の4つのステップが必要です
- ソースコードの作成
- コンパイル
- リンク
- 実行
このうち、2と3のステップではコンパイラ
と呼ばれる特別なソフトウェアが必要になりますコンパイラ
は、人間が書いたC言語のプログラムをコンピュータが理解できる言葉に翻訳する役割を担っています
この章では、以下の2つの方法でC言語の環境を構築する手順を2回に分けて解説します
- Windowsに直接コンパイラをインストールする方法
- Windows上にLinuxの仮想環境を構築し、その中でコンパイラを使用する方法
どちらの方法でもC言語のプログラミングが可能ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります
ご自身の経験や目的に合わせて、最適な方法を選んでください
Windows上での環境構築
1. Windows上にCコンパイラをインストールする
Windows上でC言語をコンパイルするためには、MinGWというソフトウエアを使用します
以下にMinGWのインストールから環境設定までの手順を記載していきます
1. コンパイラのインストール
① https://github.com/niXman/mingw-builds-binaries/releases/latestにアクセスします
※リンク先は最新バージョンが表示されるので、バージョンが異なる場合は、適宜対応してください

② 下にスクロールし「x86_64-14.2.0-release-win32-seh-msvcrt-rt_v12-rev1.7z」をクリックしてダウンロードします

③ ダウンロード完了後、「フォルダーに表示」をクリックしダウンロードされたフォルダを開きます
④ ダウンロードしたファイルをクリック後、「すべてを展開」をクリックします



ダウンロードしたフォルダ内のmingw64フォルダごと任意の場所に移動します
2. gccの実行
1.バージョンの確認
インストールしたコンパイラのバージョンを確認します

①mingw64フォルダ上で右クリック⇒「ターミナルで開く」をクリックすると、以下のようにターミナルがオープンします

②ターミナル上で以下のコマンドを入力しenterを押下します
gcc -v
③実行が成功しバージョン情報が表示されます

2.PATHを通す
mingw64フォルダ下でgccを実行することができるようになりましたが、他のフォルダでもgccが起動できるようにするためPATHを設定する必要があります
【注意】
PATH の設定操作を誤るとシステム全体が正しく動作しなくなる可能性があるため、意味を理解し慎重に操作を行ってください
PATH の設定を行うと利便性は高まりますが、PATH の設定をしなければ動作しないということはありません
PATHの設定を行わない場合は
[mingw64フォルダのパス]¥bin¥gcc
とgccを起動する時にmingw64フォルダのパスをgccの前に入力することでも動作することができます
その場合は、PATHを通す手順はスキップしてください
① mingw64フォルダのパスをコピーします
mingw64フォルダに移動し、binフォルダの上で右クリック⇒「パスのコピー」をクリックします

② システムの詳細設定画面から環境変数の画面をオープンします
・スタートボタン⇒「設定」をクリックします

・設定画面の左メニューから「システム」をクリックした後、「バージョン情報」をクリックします

・バージョン情報の画面から「システムの詳細設定」をクリックします

・「環境変数」ボタンをクリックし「環境変数」画面を表示します
その後、「システム環境変数」のPathを選択した状態で「編集」ボタンをクリックします

・「環境変数名の編集」画面が表示されるので「新規」ボタンをクリックします

・先ほどコピーしたパスを張り付け後、OKボタンをクリックして編集を終了します

2. Cプログラムの実行
Cプログラムを記述し実行してみます
① メモ帳などのテキストエディタを起動します
② 以下のソースプログラムを入力し「test.c」という名前をつけて保存します
#include <stdio.h>
int main(void){
printf("Hello World");
}
③ ②で保存した場所でターミナルを開き、以下のコマンドを実行します
gcc test.c
以下のファイルが作成できていることを確認します

a.exeを実行し「Hello World」と表示されることを確認します

これで、コンパイラのインストールと設定は完了です
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