ログというものがあってだなぁ・・・
あちゃー
どうかしましたか?
バグっちゃいました。
お!
それはマズイですね。
ええ・・・
すぐに直せそうですか?
それが、すぐに直せそうにも無いんです。
どこで問題が発生しているのかわからなくて・・・
ふむ・・・
どこまで正しく動いているかの整理はできていますか?
いや、それが・・・
この表示になってるんで、おそらく固定で表示するところの処理は上手くいってるんだと思うんですけど・・・
たぶん、ユーザ毎に変わる部分が悪さしてると思うんですけど・・・
バグが発覚してどのくらい時間が経過してるんですか?
1日半くらいですかねぇ
え?
それで整理もできていないんですか?
ええ、そうなんです。
なので、ちょっと焦っちゃって・・・
ログはどう出てるんですか?
ログ・・・ですか・・・?
ログは見てません。
えーーー
どうしてログを見ないんですか?
ログを見るという発想がありませんでした・・・
すぐにログを採取しましょう。
ええと・・・
どうやって採取すれば良いんですかね?
見たところJavascriptのソースなので、console.logメソッドを記述すればログを出すことができますよ。
あ!本当だ!
あーー、このメソッドが定義されていないのか・・・
Javascriptに限らず、プログラムの実動作解析はログによる解析が基本です。
次からは、まずログを確認するようにしましょう。
はい!
ありがとうございました!
障害解析だけではないログの使い道
ログを適切に追加できているかというのは結構重要なポイントです。
なぜなら、試験した時のエビデンスとして残せるからです。
表面上の見た目だけ確認してOKにしてしまうと、実は内部では設計通りの動きになっていないことに気付かずにリリースしてしまうことになります。
静的なホームページであれば見た目だけでOKですが、システムを作る時には目に見えないところの動きも作りこむので、内部の動きもチェックする必要があります。
特に、目に見えないところでモードが変わるような仕組みであれば、ログは必須です。
正常動作時に正常であることを示すためのログを1つ追加し、そしてモードの切り替わるタイミングでのログを必要な分だけ追加する。
それだけでグンと扱いやすいシステムになります。
プログラミングの独学といっても、転職するためだとか就活のためだとかでやる場合は実践で使えるようでないと話になりません。
そのため、ログを仕込むということを覚えておきましょう。
コメント