プログラミングしなくてもアプリを作れるツール

ローコードとノーコード

プログラミングするだけが手ではない!

当サイトはプログラミングの独学についてメインに語っていますが、今の時代はスピードが勝負というところもあります。

そこで、今回はコラム的な位置づけで昨今話題のローコードやノーコードといった開発環境をご紹介します。

ローコードとは?

極力コーディングしない開発環境のことを言います。

全部をこの環境で作り上げるというよりは、メイン部分についてこの環境を使用し、細かいカスタマイズする部分は手でいじっていくという形で開発していきます。

メイン部分といっても骨組みだけやれるものからほぼ完成形のプロトタイプというところまでやれるものまで幅広いです。

ちゃちゃっと作れちゃうので、プログラミング未経験者でもそこそこ立派なものを作れちゃうし、なおかつオリジナリティもそこそこ入れることができるのです。

実はこのローコードという考え方は数十年前からあるものなのです。

古くは、RAD(高速アプリ開発環境)と言ったりしました。

それでは、具体的なツールを難易度と共にいくつか紹介していきます。

#ツール名分野難易度
1Android StudioAndroidアプリ
2XcodeiOSアプリ
3Visual StudioWindowsアプリ
4Borland C++ Builderスマホアプリ、Windowsアプリ
5WordPressWebアプリ
6RPGツクールWebアプリ以外のゲーム低寄りの中

RPGツクール以外は無料で使えるもの(のはず)です。

上4つはRADに分類されるものです。

GUIの部分はサボれますが、実処理部分はコーディングしないといけません。

しかも、何がめんどくさいかっていうと、画面サイズに気を使ってレスポンシブ対応を細かくやらないといけないというところです。

それに比べて、最後のWordpressはめちゃくちゃ楽ちんです。

実処理がプラグインというパーツに組み込まれていて、インストール&有効化ボタンをクリックするだけで適用されます。

プラモデルを組み立てる感覚でアプリケーションを構築できてしまいます。

しかも、あのめんどくさいレスポンシブ対応がほとんど不要。

最初から対応されているのです!

ということで、個人的なオススメもWordpressです。

WordPressはセキュリティがーとかなんやかんや言われていますが、動くものをサクッと作るという点では群を抜いています。

しかも、クラウド環境ですぐに準備できるというのも良いポイントです。

プログラミングとっつきにくいなぁという人は、まずWordpressを使ってみて、どんな感じで見た目と処理をやっているのか研究し、少し自分でソースコードをカスタマイズしてみて学習していくというのも一つの手だと思います。

ゲームを作りたいという人はRPGツクールでも良いと思います。

RPGツクールをどうしてこの記事で紹介しているかというと、実はRPGツクールはRubyというプログラミング言語を採用しているからなのです!

基本操作は全部GUIで実施します。

凝ったカスタマイズをしたい時だけ、Rubyのソースコードをいじれば良いのです。

WordPressでPHP、RPGツクールでRubyを学習すれば、なかなか良いエンジニアになれるのではと思います。

もちろん、ちょこっと触っただけでは実際のモノづくりで通用しないかもしれませんけどね。

ノーコードとは?

ローコードがあまりコーディングしないことを指すことからわかるように、ノーコードというのはコーディングを全くしないことなのです。

No Code! なのです。

ローコードで述べたWordpressはかなり楽ちんで、まるでプラモデルを組み立てるようなものでした。

プラモデルはまだやすりかけたり接着剤で形を変えたりしてカスタマイズする猶予がありました。

それに比べて、このノーコードは積み木を積み上げる感じです。

もう、決まったものを積み上げていくだけ!

ソースコード?何それ? の世界です。

すべてのパーツがアイコンで表示され、それをドラッグアンドドロップするだけです。

しかも、最近ではこれでスマホアプリを作れちゃうんですから、良い時代になったもんです。

ツール1個で全部作れちゃうんですもの。

具体的なツールをいくつか紹介します。

#ツール名分野
1outsystemsスマホアプリ、Webアプリ
2AppGyverスマホアプリ
3STUDIOWebアプリ

有名どころは最後の STUDIO くらいでしょうか。

上の2つは海外のツールです。

いずれも無料で使用できます。

簡単なアプリを作りたいと思い立ったが吉日的な状況であれば、こういったものもを利用するのも手段の一つだと思います。

積み木なので、1個1個のパーツにはある程度の品質保証があり、自分のスキル不足によるバグ混入を防ぐことができます。

最近ではこれらの使ってみた系ブログ記事も増えてきていますので、そういったものを参考にして使ってみてください。

ただ、パーツ自体のカスタマイズ性はゼロです。

やりたい人はローコードを利用するか自分で作りましょう。

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